SEO担当の瀬尾です。
先週、Googleが大きな変更を発表しましたね。
検索結果に表示させる対象として、モバイル(スマホ)版ページを優先していく「モバイルファーストインデックス(MFI)」なる方針です。今後、数ヶ月に及ぶ実験を重ねたうえで正式導入するとしています。
今やウェブで検索する際の主役ツールは完全にスマホに移行しています。にもかかわらず、PC版をベースにインデックスするのは実情に沿っていない、というわけです。
となると、スマホ版のウェブサイトを持っていないと、今後はSEO対策で不利になってしまうことが予想されます。
このモバイルファーストインデックス(MFI)がいつ正式導入されるのかはわかりませんが、Googleの場合、「まだかまだか」とじらされて、忘れた頃に突然スタートしたりするので、そのとき慌てないよう、今のうちからスマホ版サイトの導入を進めた方がいいように思います。ユーザービリティにも適っていますし。
ただし、その際、注意したいのはスマホ版のページの情報量がPC版よりも減ってしまうことがないようにすることです。特にすでに上位表示されている場合は、少なくともPC版サイトと同一の内容を維持する必要があります。
てっとり早いのはPCサイトとスマホサイトのページが1つのファイルになっているレスポンシブデザインですが、既存のPC版(しかない)サイトをレスポンシブ仕様に修正するのは結構大変なので(“修正”の割には手間がかかり、費用もかさみがちです)、ならば全体をリニューアルしましょうというのがエムリミテッドの基本的なご提案です。
当社には内部施策に特化した診断型のSEOマネジメントプランというサービスがあり、これをうまく活用してホームページをリニューアルするというフローが想定できるからです。
具体的には、
(1) 旧(現)サイトをSEOマネジメントプランで診断して課題抽出&改善策把握
↓
(2) 上記改善策を新しいサイト設計に反映
↓
(3) SEO対策を施した新サイトを構築
かなりざっくりですが、こんなフローです。
ホームページをリニューアルすると、それまでの検索順位が下がってしまったという問題が起こりがちですが、これを回避できるほか、リニューアル当初からSEO対策上競争力ある新サイトを展開できると考えています。