SEO担当の瀬尾です。今回はどちらかというと制作部門のお話。
先日Googleが「モバイル専用サイトからレスポンシブサイトに移行する方法」と題した投稿をしました。読んでみると従来からいわれてきたウェブサイトをリニューアルした際のURL変更に関する注意点みたいな内容で、「なんで今さら?」という気がしないでもなかったのですが、「いやいや、これまで意外とやってこなかったかも(特に制作や運営にかかわらなかった旧サイトのリニューアルを担当した場合とか)」と思い直し、自戒の意味も込めてブログにまとめておこうかと。
GoogleによるMFI(モバイルファーストインデックス)の方針が明らかになって以降、スマホサイトの制作ニーズが高まっているわけですが、これまでPC版とスマホ版を別々に運用していたウェブサイトをリニューアルする場合、レスポンシブデザインにするのが一般的です。
ただ、そうなると旧スマホ版サイトのURLがPC版に統一されるので、リニューアル後は旧スマホ版のURLがエラーになってしまい、SEO対策上(他にも色々と)好ましくない事態が想定されます。これを避けるため、旧スマホ版ページの各URLから、統一されたPC版各ページのURLへ「301リダイレクト」を設定してね、というのが今回の趣旨。
巷では、一時的な転送(302リダイレクト)やJavaScript、旧サイトのURLを全て新サイトのTOPページに転送するといったこともあるようですが、従来からGoogleは、サイトリニューアル時のURL変更が生じたときの方法として、301リダイレクトを推奨していて、この考え方はレスポンシブデザインに変更した際の旧スマホサイトのURLにも当てはまりますよ、と注意喚起してくれたわけです。
そういえばクライアントさんに指示されるままに全URLをトップページへ転送設定したことがあったような…… 改めて気を引き締めた瀬尾でした。